最近では、男性で薄毛に悩む人の中には、AGAの人が多くいることが知られてきましたが、このAGAは、男性型脱毛症と言う、男性特有の薄毛で、AGAの場合、放っておくと、症状が悪化する確率が高いことが知られていますが、治療も積極的に行われるようになっており、現在では、薬を服用したり、植毛などの治療方法が知られています。
すでに症状が進行してしまった場合、治療をあきらめがちですが、植毛によって見た目を改善することが可能なのであきらめる必要はありません。人口毛を使用する方法と、自分の毛を移植する方法がありますが、メリットとしては、かつらなどとは違い、実際に頭皮に髪の毛を植え付けるため、自然な感じにできるのが特徴となっています。
AGAの治療薬は、AGAの原因となっているジヒドロテストステロンという男性ホルモンの一種が体内で生成されるのを抑制するという作用機序によって効果を発現し、医薬品であり、その効果は科学的に立証されていますが、主作用と同時に副作用がでることもあります。主作用・副作用とは望ましい効果と望ましくない効果のことで、副作用がでない人ももちろんいますが、服用してみないと自分に症状がでるかどうかはわかりません
人口毛植毛は、人為的に作成した髪の毛を移植する方法で、最近では本物に非常に良く似た毛質や色の髪の毛を作ることが可能になっているため、仕上がりは非常に自然な感じに見せることができます。しかし、自然な状態を維持するためには定期的にメンテナンスを行う必要があり、また、白髪など、髪の色が変化した場合などにはそれに合わせてやり直すことも必要です。
自毛植毛は、髪の毛の多い部分から毛根ごと髪の毛を取り、それを薄い部分に移植する方法ですが、AGAでは、頭頂部や前頭部が集中的に薄くなる人が多いため、側頭部や後頭部の髪の毛を利用することができます。移植後の髪の毛は自然に伸びていくので、後はもとから生えている髪の毛と一緒に洗髪をしたりカットをしたりするだけで、特別なメンテナンスは必要とせず、また、自分の髪の毛であるため炎症なども起きにくいというメリットがあります。
自毛植毛には、いくつかの種類があり、それを挙げていくと、ニードル法とは、髪の毛を株分けし、ニードルという機器を用いて一つ一つ手作業で髪の毛を植えていく方法で、移植後が目立たないなどのメリットがありますが、手作業であるため、毛根を傷つける可能性もあります。
ストリップ法とは、頭皮を切り取り、そこから株分けをした髪の毛を、薄毛の部分に切り込みをいれて移植する方法で、多くの自毛植毛で行われており、症例数が数多くある、信頼できる方法で、さらにボズレー式植毛とは、ストリップ法の株を植え付ける時の方法に改良を加え、移植した髪の毛を、より自然な生え方に見せることができる方法です。
ダイレクト法とは、移植する髪の毛の採取時に、メスを使用しない方法ですが、メスの代わりに専用の機器を用いて、毛根ごとくり抜き、移植した部分にそれを植え付けるホールを作り、移植します。採取の時に、間引きするように採取をするため、採取後が目立ちにくいというメリットがあり、QHRシステムヘアトームとは、ダイレクト法の進化系ともいえる方法で、通常のダイレクト法では、植え付ける作業はピンセットなどを用いて人の手によって行われるため、この時に角度が異なったり、力を入れ過ぎたりなどの要因によって、移植した髪の毛が定着しないケースもありますが、QHRシステムヘアトームでは、開発された専用の機器によって植え付けを行うために、より定着する可能性が高いのが特徴となっています。
このように現在AGA治療にはさまざまな方法がありますので、悩んでいる方は、一度いろいろな治療法を調べて、それぞれのメリットやデメリットを知り、そのうえで専門のクリニックなどに相談してみると、悩みを解決することが可能になります。
なお、治療方法によって掛かる費用や値段は様々ですので、こういったAGAの値段
をしっかりとチェックした上で、治療方法を検討するのが良いでしょう。また、治療の値段はAGAに関しては健康保険適用外なので、一般的な病院の治療よりも費用が高額になるので注意が必要です。参考までですが、プロペシアで月額8,000円前後が相場です。